5月も半ばになり、労働保険の賃金集計がピークを迎えています。
皆さんは労働保険事務組合という組織をご存知ですか?
労災保険は、本来は労働者の為にあるもので経営者等の保障は行いません。
ただし労働保険事務組合に入ると、経営者であっても労災保険に加入をする事が出来ます。
例えば中小企業の経営者や 個人タクシーの等の自営業者または海外赴任の人に対する業務災害の
自衛手段として加入する場合が多いようです。
勿論、中小企業を対象にしていますので、企業規模には制約があります。
加入が出来る事業主は常時使用する労働者が
.金融保険不動産小売業にあっては50人以下
.卸売の事業サービス業にあっては100人以下
.その他の事業にあっては300人以下となります。
また保険料や給付金額も一般の従業員の場合とは異なります。
弊社のクライアントにも事務組合に加入されている会社は多いもの。
入社退社の手続きと労働保険の保険料申告納付は事務組合、
社会保険と労災保険の手続きは弊社と使い分けていらっしゃいます。
丁度今頃は1年間の従業員の賃金報告を行う時期。
入社退社が頻繁にあればこまめに連絡を取るのでしょうが、 滅多に無い事業所では
この時期に取得漏れ喪失漏れに気がつく事も多いようです。
先日も弊社より賃金報告を行ったクライアントに関して、
「いつの間にか人数が増えていますが、どなたか入社しましたか?」と事務組合より問い合わせがありました。
上記のように業務委託先が数社ある場合は、ご担当者はそれぞれにこまめなご連絡を心がけてください。
neko's
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