こんにちは。
かねてより応援している福岡ソフトバンクホークスが、8年越し念願のパ・リーグのクライマックスシリーズを制し、日本シリーズに進出することが決まりました。シリーズ3戦目は見ごたえのあるソフトバンク杉内と西武涌井の投手戦で、両投手が得点を取られ交替時に涙を見せるほどの緊迫した試合でした。勝てて、本当によかった!
さて、ソフトバンクCSシリーズ突破を触発され以前から疑問だった「プロ野球選手って、果たして労働者なのだろうか。」 について調べてみました。
ご存知のとおり、プロ野球選手会は労働組合として東京都地方労働委員会に労働組合として正式に認定され、法人登記もしています。この事実だけ見ると、プロ野球選手は労働者なのだと思われます。ところが、実際にプロ野球選手に残業代が支払われている話や試合でケガして労災保険が適用になったなどの話は聞いたことが無い!ということで、ちょっと興味本位で調べてみました。
プロ野球選手の労働者性については、いろんな議論がまだあるようですが、現在多くの人に認識されているのは、「 プロ野球選手は、労働組合法では労働者の範囲に属するが、労働基準法の労働者の範囲には属さない」という考え方が主流のようです。これは、労働組合法と労働基準法の労働者の定義が異なっていて、労働基準法の労働者の定義のほうが狭義であるため、それには属さないという考え方のようです。よって、プロ野球選手は、団体交渉権は認められていても、労働時間や労災保険、または最低賃金法の適用は無いようです。
アメリカでは、メジャーリーグの選手たちは、法律上労働者として扱われていて、試合でケガをすれば労災法の適用があるとか。
まだまだ、プロ野球(プロスポーツ全般)選手の労働者性という問題には議論が多く、今後変わっていく可能性もあるようです。
何にせよ、一プロ野球ファンとしては、選手がのびのびと働き、一試合でも多く楽しい感動できる試合をしてくれることを期待しています。
ブラックキティ
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