こんにちは、ようやく秋の気配が漂ってきましたね。
季節の変わり目は、風邪を引きやすいので体調管理には気をつけたいものです。
さて、会社を辞めた後、失業保険(正式名称・雇用保険)をもらった経験をお持ちの方は、けっこういらっしゃると思います。その失業保険の金額は、退職前6ヶ月間の給与(賞与や退職金は除く)を平均して、1日あたりのその人の給与を算出し、その給与日額の6割~8割が手当金として給付されています。
給与が高い人は、高い失業保険手当を、給与の低い人はそれなりの失業保険手当を受け取るしくみになっています。
ただし、給与の高い人に対して際限なく支給しているわけではなく、退職時の年齢に応じて上限が設定されています。
さて、この上限設定なのですが、世の中の人は全くご存じ無い、若しくは興味の無いお話だと思いますが、前々年度の平均給与と前年度の平均給与を比較して毎年8月に見直されています。世の中の給与水準に合わせて(厚生労働省が発表している毎月勤労統計を基準としています。)、失業保険手当も上がったり下がったりしている訳です。
実は今年、この上限設定が昨年より上がったんです。ずっと不景気だと思っていたのですが、平成21年の平均給与と平成22年の平均給与を比較して給与水準が0.3%上昇したらしいのです。実感が全く無いですね。思い返しても、平成22年の平均給与が上昇した要因が思い当たらないのですが、次回のブログまでに調べてみたいと思います。
上限設定額にかかるような給与の高い方は、今年の8月以降、退職されるとちょっと高い失業保険手当を受給することが出来ますが、その高い給与を次の会社が支払ってくれるかどうかの保障はありません。ゆえに、今の会社で頑張ってお勤めになることをお勧めいたします。
ブラックキティ
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