今日からいよいよ3月です。
冬が大嫌いな私にとっては、まだまだ寒い日は続きますが、少しずつ春の足音
が近づいてきている気分になり、少々テンションがあがってきます。
そんな今日3月1日は、とある会社の経営計画発表会でした。
この会社は2月決算で節目の3月1日に毎年経営計画発表会を開催しています。
弊社では、この会社に対して7年間、経営計画の策定のご支援をしてまいりました。
7年前に初めて経営計画発表会を開催したときは経営理念も上手く唱和できない、
人前で自部門の計画を発表することなど、なおのこと上手くいかないという状況でした。
あれから7年…
今では経営理念の唱和も息があってきました。また、各部門の発表も創意工夫がなされ、
要領よく、分かりやすく発表していました。資料を見ないで聞いていても、きちんと内容が
理解できました。
私はそこで、社員の皆さんを前にお話をする時間をいただいたので、経営計画書との付き
合い方についてお話させていただきました。
弊社でも経営計画を毎年立て、10月1日には発表会を開いています。しかし、経営計画は
発表して終わりではありません。発表してからが本番です。経営計画に記載されている数
値目標を達成するために、そこで打ち立てた様々な施策を効果的に実践していく必要があ
ります。
私は弊社での経営計画書に対して心がけていることがあります。
経営計画書に記載されている数値目標を目指し、それに向かって経営計画に記載した施策を、
ただ実践しただけでは、絶対に数値目標は達成しません。経営計画に記載した施策や数値目
標はあくまでも通過点としてとらえ、少なくともそこに記載されている数値目標の20%から50
%増しの数値目標を自らに課し、それを実現するために、どのような施策を実践していくかを常
に考えています。
そうしないと、経営計画の数値を最高到達点として捉え、その達成に向けた物の考え方になっ
てしまいがちになり、そこが精一杯だと自分に暗示がかかってしまい、物の考え方や行動が萎
縮して、結果として経営計画の数値すら達成できない状況に陥ります。
ここ数年間は、私自身も常に経営計画の数値目標の20%~50%を目標にして行動してきま
したので、結果として数値目標を達成できなかったことがありません。手前みそではありましたが、
こうした経験を踏まえ、本日、お客様の前でお話をさせていただきました。
仕事柄、人前でこのようなお話をする機会が多いのですが、これはお客様へのアドバイスとして
だけではなく、自分への戒めにもなり、弊社では半期がもう少しで経過しようとしていますが、半期
終了まで、もうひと踏ん張り頑張ろうと意を新たにすることができた1日でした。
帰り際の魔術師
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