今日は、労働専門の弁護士事務所として、有名な高井・岡芹法律事務所所長の岡芹弁護士をお招きし、「最近の労使紛争の傾向とメンタルヘルスセミナー」というテーマでご講演をいただきました。
弁護士には、労働者側に立つ弁護士と経営者側に立つ弁護士がおりますが、高井・岡芹弁護士事務所は、まさに使用者側・経営側の立場から、人事労務・労使問題・労働問題を主に取り扱う法律事務所で全国的に有名です。
講演では、実際に現場で繰り広げられている労働紛争の生事例や、特に最近増えているメンタルヘルス関係の問題について、お話をいただきました。その中で、重要性を強調されていたのは、いざ裁判になった際に有利に進められるか否かは、会社の主張を裏付ける証拠をきちんと用意できるかにかかっているということでした。具体的には「解雇」を争う事例でいえば、いかに会社が社員の問題点を指摘して教育・指導を行ったかということを書面で記録することが重要だと強調されていました。最近では、こうした指導記録をメールで行うことも証拠として有用であるということでした。 また、労使関係を規定する就業規則が旧態依然のところが多く、労使紛争の際に経営者にとって不都合が生じているケースが多いことも指摘されていました。
TOMA社会保険労務士法人では、会社を守る「“鉄壁”就業規則」をご提供しておりますが、今回の先生のアドバイスの多くがすでにカバーされており、あらためて自信をもって、顧問先にご提案していきたいと思いました。
名ばかり副理事長
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