前回は、E-2ビザ申請のための必要書類についてお話しました。
今回は、E-2ビザ申請の際にどのような審査が行われているかについてお伝えいたします。
E-2ビザの審査、裁定は、大きく分けて2つ観点からなされます。
一つ目は「会社の資格」、二つめは「申請者個人の資格」についてです。
今回は、一つ目の項目である「会社の資格」についての審査内容を紹介します。
1.会社名
→会社名から、その会社が以前にもEビザを発行したことがある会社であり、
大使館がその記録を現在も持っているかどうかについて判断します。
仮に、初めて申請をする会社である場合には、会社登録手続きが必要になり、審査はもっと慎重になり、
時間がかかります。
2.会社の業務内容
→申請している会社がE―1ビザに該当するのか、E-2ビザに該当するのかを判断します。
たとえば、アメリカの子会社が製造を業務としているのか、貿易を業務としているのか区別をします。
3.会社の国籍の確認
→E査証が必要な会社かどうかを確認するため、会社の国籍を確認します。
株主の51%以上がアメリカ人や永住権保持者である場合には、
申請する会社の子会社がアメリカ国籍を有していると判断されます。
この場合、E査証は該当しません。
4.会社の業務が発展・拡大しているかの確認
→アメリカの社員数が増加しているか、投資額が増加し雇用が拡大しているかを審査します。
5.会社の事業収益と納税金額を確認
→アメリカ子会社の事業が黒字か赤字かを確認します。
会社の資格の審査だけでもこれだけ確認する項目があります。
次回は、二つ目の項目である「申請者個人の資格」についての審査内容についてお話いたします。
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