成功の秘訣はたゆまぬ努力。
そう理解するのはたやすいが、重要なのは、頑張れる秘訣を知ることである。
長時間の鍛錬を実行するのは大変だが、そのプロセスを楽にするツールを与えることが、本書の目的のひとつである。
名テニスプレーヤーのアンドレ・アガシの父マイク・アガシは、オリンピックにイラン代表で出場したプロボクサーだった。
アメリカ合衆国に移住し、ラスヴェガスのカジノホテルのテニスコートの用務員の職を得た。
マイクは、勤務中以外すべての時間を、四人の子どものテニスの特訓に費やした。
家の裏にテニスコートをつくり、上の三人は、毎日テニスボールの球出し機で練習した。
父は、通常よりも高速で球が出るように機械を調整した。
末っ子のアンドレが一九七〇年に誕生するまでに、すでにトレーニング法が確立されていた。
父は、アンドレの目と手の連動を鍛えるために、ベビーベッドの上にテニスボールをぶらさげた。
歩きはじめると、テニスラケットを手首にテープでくくりつけた。
2歳になると、レギュラーサイズのコートで上手打ちのサーブを練習させた。
タイガー・ウッズは、満一歳にならないうちに両親からゴルフクラブを与えられた。
デヴィッド・ベッカムは、子ども時代のほとんどを、ロンドン東部の公園でシュート練習をして過ごした。
何時間も繰り返し、同じスポットに正確にボールを当てる練習をしたのだ。
のちに彼の父がこう話している。
「息子の熱心さを見て衝撃を受けた。まるで公園があの子の家だったよ」
ベッカム自身もこう話す。
「僕の強さの秘密は練習だ。人生で特別なことを成し遂げたいなら、とにかく練習、練習、ひたすら練習。僕はそう信じている」
早くも14歳にして、公園での練習に費やした時間が報われた。
マンチェスター・ユナイテッドと契約を結んだのだ。
_______
“ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう”
エリック・ベルトランド・ラーセン 著 山口真由 監修 鹿田昌美 訳 飛鳥新社より
_______
これは、スポーツの世界だけではなく、ビジネスも一緒ですね
この本には「1万時間の法則」とありましたが、ものごとを真剣に1万時間努力を重ねれば、大抵のことはプロフェッショナルになる法則です。
1日1時間本気で練習したとすると、およそ27年。
1日3時間本気で取り組んだとして、約10年。
もしこれを、仕事の勤務時間以外に自分を成長させるために出来たのなら、当然プロフェッショナルになるでしょう。
もし営業マンだとして、営業の練習(ロープレ)を動画を撮りながら、正しいフィードバックをもらいながら、様々な場面を想定して毎日3時間10年練習したなら・・・
人前で話す練習を、毎日3時間10年練習したなら・・・
プレゼンの練習を毎日3時間10年練習したなら・・・
おそらく、その道のプロになっているでしょう
アガシもウッズもベッカムも、人より多く練習していたから、人より早く結果を出せたのですね
今ある結果は、今までの自分の成果。
これからの結果は、これからの自分の努力次第。
自分もまだまだですが、積み上げていける人でありたいです。
([kei]さんのブログ「魂が震える話」より抜粋)
最近のコメント