三井住友海上火災保険が、パート従業員向けに「退職一時金制度」
を導入したと発表しました。
この制度の概要は、毎年の昇給額を据え置いて、退職時にまとめて
支給するというものです。これまでは、時給が上がると、従業員の
配偶者が受けていた扶養控除を引き続き受けられるように、労働時間
を減らすといったケースがありましたが、この制度の導入により、
パート従業員本人が、引き続き希望する時間を働けるようになるため、
パート労働力の確保につながると考えられます。
パート労働力の確保という点では、今年4月の改正パート労働法の
影響もあり、正社員登用制度の導入も急速に進んでいます。特に小売
業では人手不足感が強く、日本経済新聞社の2007年度専門店調査では
小売専門店の既に43.9%が導入済み、来年度以降導入予定も含めると
51.1%に達するそうです。
このように、パート従業員の定着化が進むと、今後はますます、
社内での労務管理が重要になってきます。パート従業員を業績アップ
のための重要な戦力と位置づけ、就業規則や評価制度を導入して、
より生き生きと働いてもらうための方策を考えなければなりません。
以前にも当ブログでご紹介したように、パート従業員に就業規則や
賃金規程、評価制度を作成すると、国からの助成金も受けられます。
藤間事務所では、この助成金額の範囲内で就業規則や賃金規程、評価
制度などの作成をお受けしています。
詳しくは、藤間事務所([email protected])までお問い合わせください。
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