6.病院・医院経営ブログ: 病院医院経営において税理士のサービスを有効に使っていますか？

『決算書』と聞くと病院医院を経営している先生方はどのように感じるでしょうか？
決算書を通して自医院を分析し、手を打つことはこの先欠かせないことになります。

しかし、診療が忙しくてとてもじゃないけどできない、という先生も多いと思います。
経理部門に任せるといっても小さな開業医やクリニックであれば、経理を家族の方に任せ
ているところも多いので、なかなかそのレベルまではできないものです。

そのようなときにぜひ活用していただきたいのが顧問税理士です。

税理士というと月次記帳をやってもらい、また税金の申告をしてもらうだけの存在と思う
方が多いかもしれませんが、それはもったいないことです。

税理士の活用次第で経営は大きく変わります。

多くの病院医院は資金繰りが苦しくなるリスクと隣り合わせです。
利益が出ているのに手持ち現金がないと感じることが多い先生は、資金繰り表を顧問税理
士と一緒に作ってしっかりと確認していますか？
その確認ができていれば資金繰りの不安を軽減し、資金繰りで立ち行かくなるといった事
態を防ぐことができます。

また、年に１回決算書をもとに資金状況や収益性、そしてその構成比率を同業他院と比較
したり、自医院の過去の決算データと比較したりして現状の把握を行います。その中には
いろんな気付きがあるはずです。

このように税理士は、客観的な立場で将来の資金繰りを院長先生と一緒に予想し、会計・
税務上のアドバイス（節税対策や税務調査への対応）をすることができます。

いかがでしょうか。このほかにも経営計画を一緒に立て金融機関対策もしてくれる税理士
もいます。すでに顧問税理士がいる先生は上記のアドバイスはしてもらっていますでしょ
うか？また、顧問税理士がいない先生は税理士を活用して、いろんな気付きを得てみる、
というのはいかがでしょうか。

年末になり、個人の院長先生は確定申告が近づいています。
この機会にもう一度税理士のサービスを有効に使ってみてください。

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