今回は、人事院が発表している「職種別民間給与実態調査」より、
医療関連職種の初任給に関するデータをお伝えします。
民間給与実態調査は、企業規模50人以上、かつ事業所規模50人以上の
全国の事業所を対象とした調査です。
この調査による、医療関係の職種平均別初任給月額をご紹介します。
H25年とH26年につき、それぞれ事業所規模別に表示してあります。
(50人~100人の区分は、事業所数が少ないためデータなし)
【H26】(単位:円)
全事業所 500人以上 100人~500人
医師 411,295 380,539 478,687
看護師 206,240 208,982 203,042
准看護師 174,165 178,313 171,806
薬剤師 218,555 214,474 233,759
診療放射線技師 201,466 195,923 212,712
栄養士(大学卒) 180,418 185,988 177,649
栄養士(短大卒) 168,637 - 166,264
【H25】(単位:円)
全事業所 500人以上 100人~500人
医師 479,467 470,831 520,413
看護師 209,069 210,740 207,192
准看護師 172,512 180,593 168,920
薬剤師 221,088 222,610 216,669
診療放射線技師 192,477 190,151 195,899
栄養士(大学卒) 184,621 190,614 179,463
栄養士(短大卒) 161,886 172,017 162,136
全体で見ると、准看護師、診療放射線技師、栄養士(短大卒)の初任給は
前年より上がっています。
また、事業所規模と併せて比較してみますと、
医師、診療放射線技師は500人以上の事業所より100人~500人の事業所の方が初任給が高く、
看護師、准看護師、栄養士はその反対である傾向が読み取れます。
給与設定の際のご参考にしていただければ幸いです。
人件費率や労働分配率は、医業経営において重要な指標となります。
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