既に平成23年税制改正大綱が発表されてから半月が経過しました。今回の改正も盛りだくさんの内容となっており、節税策の変更が必要な方も多いのではないでしょうか。
もちろん医療機関においても例外ではなく、今回の改正で大きな影響を受けることとなります。相続税・贈与税の改正による、医院承継を見据えたライフプランの修正。法人税率引き下げ・給与所得控除の上限額設定による、医療法人・MS法人の活用方法の変更。医療法人の解散の検討も場合によっては必要でしょう。さらには既に本格施行されているグループ法人税制の影響もあり、税金対策の際には実に幅広い視点で総合的に考えていく必要があります。
~家系図のススメ~
今回の改正を受けた節税対策においては、相続・承継といった問題が絡んでくることも予想されるため、一個人・一法人のみで完結しない場合も多いでしょう。そのため、専門家に相談する際には、親族の情報も含めて幅広くお話することが必要となりますが、その際におススメするのが「家系図」の利用です。
何代にも遡って書く必要はありませんし、簡単に手書きしたものでも結構です。ご家族にとっては親戚関係の情報はごく当たり前のことですが、相談を受ける方にとってはそうではありませんので、誤解や伝達モレを防ぐ意味でも、ぜひ家系図を参照しながら情報を列挙していって下さい。
誰が医院を承継するか、誰がどの財産を相続するのか、誰が何の財産を持っているのか、親族が経営する法人はあるか、出資者・株主構成はどうなっているか、他に個人事業をしている人は誰か、過去の相続において誰がどう相続したか、この人とこの人は何親等の関係に当たるか・・・知るべき情報はいくらでもあります。家系図を見ながら説明し、適宜書き込んでいくことで、情報も整理されていくことでしょう。
そして税金対策も、情報が多ければ多いほど選択肢が増えていきます。シミュレーションの精度も上がりますので、モレのないようにぜひ家系図をご活用下さい。
藤間事務所においても、お客様の家系図の作成を進めております。今回の税制改正を受けて節税スキームの見直しをお考えの方、各分野に特化した専門家を数多く擁する藤間事務所にご相談下さい。その他、増収増患対策、経営相談なども承っておりますので、ぜひお気軽にご連絡下さい!
TOMAグループは各分野に専門家を揃えております・・・http://www.toma.co.jp/
医療に特化した部門はこちら・・・http://www.toma.co.jp/hospital/interview.html
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