社会医療法人に関する税制や既存の持分の定のある医療法人が基金拠出型の医療法人に移行する場合の税制など、医療法人に関する税制がどうなるかとても気になるところです。
今回の税制改正でその詳細が分かる予定ですが、参議院で野党が多数の「ねじれ国会」の影響で、今回は波乱が予想されます。
税制改正は、与党が12月中旬に大綱をまとめ、政府はこれをもとに税制改正法案を年明けの通常国会に提出します。衆議院は与党が過半数を占めていますので通るでしょうが、参議院では与野党が逆転しているため否決される可能性があります。参議院で否決された場合、衆議院で再可決しなければなりません。再可決となると、大綱として掲げられた項目の変更も考えられ、社会医療法人に関する税制なども大綱通りにはならない可能性もあります。
今回の税制改正は、法案が成立するまで予断の許せない状況ですので、12月の大綱が出た時点で安易に判断はしないほうがいいでしょう。
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