厚生労働省の医療法人のホームページに、平成19年3月31日現在の医療法人数が掲載されました。
旧制度での医療法人の設立は3月31日までとなるため、今年度は駆け込みでの法人設立が多いのではないかと予想されていました。
今回発表された医療法人数の年次推移によると、医療法人数の純増数は、2,307件となっています。それまでは毎年1,500件前後でしたので、やはり駆け込み設立が多かったのではないかと考えられます。
駆け込みの主な対象は、やはり一人医師医療法人のようです。一人医師医療法人の純増数は、2,371件と医療法人の純増数を上回る増加となっております(病院などの医療法人で解散したところなどがあるため、医療法人の純増数2,307件よりも多くなっています)。東京だけでも一人医師医療法人は、300件増加しています。
また、税制面での優遇措置がある特定医療法人の数も総数が400件を突破しました。今後は認可が認められない特別医療法人も18件が認可され、79件となっています。1年で18件の認可は今まで最高の件数です。社会医療法人の認定を見据え、特別医療法人の認可を受けておこうと考えた医療法人が多いのではないでしょうか?
医療法人制度が変わり、今後は設立件数が少なくなると予想されますので、来年の発表数値も気になるところです。
医療法人数の推移はこちらhttp://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/igyou/igyoukeiei/houzinsuu.pdf→http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/igyou/igyoukeiei/houzinsuu.pdf
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