平成18年3月31日時点の医療法人の数は、全国で41,720件あります。このうちドクター1人で診療所を経営している医療法人(いわゆる一人医師医療法人)は、34,602件です。全国の診療所の数は、医科・歯科合わせて約165,000件ですから、全体の約20%は医療法人化していることが分かります。ここ10年で約15,000件が医療法人化し、その数を順調に増やしてきましたが、今後、医療法人化する診療所は少なくなると予想されます。
理由として、医療法の改正が上げられます。医療法の改正に伴い、医療法人制度も大幅に改正されます。現在の制度であれば、医療法人が解散した場合に残った財産があれば、出資者がその残った財産をもらうことができます。しかし新制度では、解散した場合に残った財産は、国等に帰属することとされているのです。誰しも、自分が頑張って運営してきた医療法人の財産を国等に渡したくないと思うでしょうから、今後の医療法人の設立件数は減少すると予想されます。この新制度は平成19年4月1日以降に設立される医療法人に適用されますので、既存の医療法人は今まで通りの取り扱いとされています。
東京都では平成19年2月6日に医療法人設立説明会が開催されます。この説明会に参加し設立申し込みをすれば、まだ現制度で医療法人を設立することが可能です。現制度であれば設立したいとお考えの方は、この説明会が最終チャンスになります。
現在、藤間事務所では医療法人設立に関する無料相談会を開催しております。医療法人化した場合のメリット・デメリット、今後医療法人制度はどうなるのかを分かりやすく解説いたしますので、この機会に是非お申し込み下さい。
お申し込み用紙はこちら→muryousoudann.docをダウンロード
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