一般的に経営分析というと、貸借対照表と損益計算書を見て会社の経営状態を分析するというものでした。
しかし、分析するだけでは会社の経営状態はよくなりません。
分析データを活用し様々な経営改善計画を立て、それを確実に実行することで始めて会社の経営は好転することに繋がります。
~経営分析の流れ~
スタート
↓
収益性分析
↓
安全性分析
↓
生産性分析
↓
成長性分析
↓
終 了
上記の対策を実施したら、その効果を確認する必要があります。
もし、思うような効果が出なかったら,別の対策を模索する必要があります。
この繰り返しをPDCAサイクルといいます。このPDCAサイクルの例を下記(材料費削減対策)で示してみます。
材料費削減対策
P・・・PLAN → 材料費を3年後に20%削減
D・・・DO → 製造業者へのコストダウン交渉と提案、新規製造業者へのアプローチ
C・・・CHECK → 1ヶ月後に1%下がったか?
A・・・ACTION → 1ヶ月経過したが、0.7%しか下がっていない
上記のPDCAを行った結果、別の対策を模索するために新しいPDCAサイクルの実施するなど、経営分析は、
効果が確認されなければ、再度経営分析を行い、別の対策を考える。
つまり継続が命なのです。
皆さんも経営分析の流れを把握して、活用してみてください。