生産性分析では、「人、物、金」のうち、会社が「人」と「物」をいかに効率よく使っているのかを調べます。
今回は生産性分析の代表的な指標として「労働生産性」と「1人当たり売上高」についてご説明します。
「労働生産性」は「会社の付加価値/従業員数」で計算します。
「労働生産性」を上げることは、従業員の給料を上げるためにも、また、会社の利益を上げるためにも不可欠なことです。
「労働生産性」を上げるためには、「付加価値を上げる」か「従業員数を減らす」かの2通りの方法があります。ただし、従業員数を減らすと付加価値も下がることがあるので注意が必要です。
「1人当たり売上高」は「会社の売上高/従業員数」で計算します。
「1人当たり売上高」を同業他社と比較することにより、自社の営業効率を分析することが出来ます。
「1人当たり売上高」が下がっている場合には、販売方法や販売管理を見直し、営業部門の効率化を図ることや、重点部門への従業員の配置転換などのリストラを行うこと、また商品ラインアップの見直しを行うことなどの対策が必要となります。
生産性を分析することは、効率的な組織を作るためにも不可欠です。