確定申告も終わりホッと一息つきたいところなのですが・・・でも3月決算の会社というのは当然のことながら多いので、私たちのような会計事務所で働く人間は、休む間もなく3月決算の申告作業に怒涛のごとくなだれ込む、というのがパターンなんですよね(~_~;)
ところで、決算・納税予測をたてていたのに、決算になったら数字が大きく変わってしまった・・・なんて経験ありませんか。そこで今回は、少なくても決算になるまで儲かっているのか赤字なのかわからない、なんてことがないように、とても基本的なことばかりですが、書かせていただきたいと思います。
まず、決算で大きく数字がぶれないようにするには、月次決算をきちんと行いましょう。毎月の月次決算を翌月の早い時期に行なえば、決算月において未確定なのはその月1ヶ月分となります。
では、月次決算をきちんと行なうとは、どういうことでしょうか。いくつかあげてみます。
① 発生主義に基づいて費用・収益を計上しましょう。
② 月次棚卸を計上しましょう。
③ 月次減価償却費を計上しましょう。
④ 月次賞与引当金を計上しましょう。
⑤ 仮払金・仮受金勘定はなるべく使わず、やむを得ず使った場合は翌月にはクリアなるようにしましょう。
⑥ 年1回払いの保険等もできれば1/12で毎月計上しておきましょう。
だいたいこんなところです。とっても基本的なことばかりですが、実はこの基本的なことができていないパターンが多いのではないでしょうか。
基本的なことをコツコツと。この4月からはじめませんか。
(by atti)