今回はドキッ!とするタイトルにしてみました。
これは中小企業においては経理担当者が一人ということも珍しくなく、横領等の行為が起こりやすい状況にあるからです。
経理の仕事とは現預金や小切手、手形など会社の重要な財産を取り扱います。また、給与や賞与の額などの個人情報も集まります。
したがって会社としてはかなり重要な部門となります。
しかし、営業などに比べ他人の監視下に置かれにくく、不正が起こりやすいのが実情です。
これは会社のお金に手をつけた経理担当者に問題があるのは当然ですが、そういう不正ができる状況になっている会社にも問題があります。
このようなことにならないように下記のような対策を講じることを検討してみてください。
① 現金を出納する人と伝票を書く人を別にする。
② インターネットバンキングは入力者と承認者を必ずつける。
③ パソコンの経理データは複数のチェックができるようにする。
④ 小切手や手形は受け取ったらすぐに銀行に取立てにまわす。
⑤ 切手や印紙も数量管理をする。
⑤ 現金の利用は極力へらし、振込み、引き落とし等で行う。
上記はほんの一例ですが、かならず複数でのチェックをすることが重要です。
優秀な方だからといって、経理担当者一人ですべての業務を完結するような環境をつくらないことが重要です。
是非御社の経理業務をいま一度確認してみてください。