(1)何故コダックが破綻して、富士フィルムが時価総額1兆円の超優良企業となったのか?
1976年コニカミノルタホールディングスの松崎社長が入社した時は、コダックはシェアー
や売上高がケタ違いというだけでなく、すべての世界標準がコダックでした。
コダックは1990年代に、「選択と集中」の原則に沿って、フィルム以外の事業を次々と
外に切り出した。この時成長の種まで、社外に流出させることになった。
デジタルカメラ化などの対応ができなくなった。(社歴130年)
それに対して富士フィルムは、2000年から10年間で富士フィルムの連結売上に占める
写真フィルムの割合は、19%から1%に減った。
2000年に社長就任した、古森社長の口ぐせ問いかけは、「トヨタがクルマを売れなく
なったらどうする。新日鉄が鉄を売れなくなったら?」であった。
そして「脱写真」を宣言した。2000年には、写真フィルムが利益の2/3を稼いでいたが、
次の種まきのため、30件総額6000億円以上のM&Aを手掛けてきた。
富士フィルムは、1.イメージング事業(写真に関する製品群)
2.インフォーメーション(液晶材料や電子材料などの新規事業)
3.ドキュメント事業(富士ゼロックス事業)で分かれている。
2000年には、1対2売上 55:45
2006年 1対2 45:55
2010年 1対2 33:67 ⇒素材メーカーへの大変身
自己資本比率は、2005年=87.3%
2011年=68.3% ⇒M&Aしたために、自己資本比率
は減少したけどまだまだ高い。
以上から、企業には栄枯盛衰が必ずある。そのために、
「将来の種をまく者、豊かさが身を離れず。
目先の利を追う者、貧しさが身を離れず。」(二宮尊徳)
いつも将来の種をまき続けなければなりませんね。
(参考文献 日経新聞、週刊ダイヤモンドより)
(2)「100年企業」をめざしませんか?
TOMAグループも創業明治23年で、120年続いています。私の父で4代目になります。
その120年続いたTOMAグループが、皆様方の100年企業創りのお手伝いをいたします。
詳細・お申込みはこちら(FAX専用)⇒ http://www.toma.co.jp/pdf/100consal.pdf
TOMAグループは自社の経験だけでなく、たくさんの100年以上続く企業との交流があり、
インタビューしてきた結果「100年企業の法則」があることがわかりました。
それをPHP研究所から書籍として出版し、そのノウハウを活かしてお客様の100年創り
のコンサルティングをしてまいりました。
今年2012年6月14日には「100年企業サミット協議会」を立ちあげ、
1.100年企業
2.100年企業を目指す企業
3.100年企業を確究・指導する学者やコンサルタント
などを集めて、年一回100年企業創りの研究発表会をやりたいと思っています。
6月14日(木)午後予定していますので、まずは日程だけでも手帳にご記入ください。
詳細は追って4月上旬にはご案内させて頂きます。
(3)「利益より売上」
日経ビジネスが、日経500種平均株価構成銘柄458社(金融機関を除く)を調査したら、
1.売上を増やしている(増収の回数が多い)企業
2.増益の回数が多い企業
1と2では、1のほうが長期的には多くの利益が得られている。
長期的に見ると売上重視、シェアー重視の方が企業のコスト競争力は高まり、利益は
最大化できる。継続的に利益を得るために、最も重要なことは売上を伸ばすこと。
手がつけやすいからと言って社内のコスト削減で利益率を高めるだけでは限界がある。
今の米国の一流企業の多くは増収重視。(日経ビジネス 2012.1.23)
コストダウンは必要だが、やりすぎるとジリ貧になってしまう。またコストダウンすると
売上を上げる、商品開発、市場開発、顧客開拓などをしなくても良くなり、将来の種まき
をしなくなる。常に危機意識を持って売上拡大をし続けないと明日はないと思うことです。
(4)価格競争ばかりの会社は倒産する。
価格競争の末に勝ち残るのは、資本力のある会社1社だけだからだ。価格競争で拡大
したお客様はもっと安いところへ移動する。又価格競争で常に争っている会社の社員
は自分の会社にプライドが持てなくなります。そうならないために、ブランド力、
商品力、サービス力、社員力を高めて、コアコンピタンス(絶対的差別化)をつくら
なければならない。
(5)「学び好き」の会社しか生き残れない!
日本創造教育研究所に学んでいる会員の78.8%が黒字企業です。TOMAグループも
ここに学んで経営理念に出会い、成長できました。ここの会員は皆「学び好き」なの
です。日本の企業の70%が赤字と言われていて、どうして日本創造教育研究所の会員
は逆に78.8%黒字なのでしょうか?
それは「学び」のちがいだと思います。この先行き不透明な時代にどう考えるかだと
思います。私はやるべき事をきちんとやる。打てる手をすべて打つ。ことをやり続け
ていれば、必ず黒字になると思うのです。そのための「学び」なのです。
TOMAグループでも、大人気セミナー「100年続く企業に育てる原点回帰10か条」
セミナーを無料開催しています。アンケート結果=99%が良かった、ヤル気になったと、
たった2時間のセミナーで感動していただいていますが、業績の悪いお客様は一回も
参加されていません。やはり「学び」のちがいと思わざる得ません。
尊敬するコンサルタントの船井幸雄さんも、成功する3つの条件を以下のように言っています。
1.素直(自責の人生、偏見を持たない、すべてまず受け入れる。)
2.学び好き。
3.なんでもやってみる。
黒字を出し続けている社長は、1~3を持ってます。
藤間秋男も1~3は、だれにも負けないくらい持っています。1と3はすぐにはできないかも
しれませんが、2の学び好きは、今日からでも学びに出られますよ。
TOMAグループの大人気セミナー「100年続く企業に育てる原点回帰10か条」セミナー
にまず参加しませんか? 無料であり、不満があれば交通費として1,000円返却するという
自信のセミナーです。絶対に会社が成長でき、社員の幸せを創れるセミナーです。
3月15日(木)14:00~16:00、4月11日(水)15:00~17:00、5月10日(木)16:00~18:00
に開催しますので、まず参加されませんか?
セミナーの詳細・お申込みはこちら⇒http://www.toma.co.jp/seminar/h240215/
幹部やこれから創業される方も絶対におすすめです。
(6)アイデアの閃き(ひらめき)と保護
本当に役立つアイデアを生み出すことは、非常に困難である。机に向って考えても簡単に
出てこないものだ。ところが電車の中、トイレ、お風呂、シャワー、ふとんの中等では、
アイデアが閃く事が多いのです。しかし、そんな時の閃きから来るアイデアは誕生した時
に瀕死の状態で直ちに保護が必要である。そのためになんでもよいので、メモを残すこと
が大切です。私は、To-Doリストをいつも持っているので、そこに書くかないときは携帯電話
にメモや写真を取ったり、飲食店のお箸入れの紙やコースターやナプキンなどにメモで
書いておきます。またすぐ幹部や担当へ携帯メールを送る。などをします。
アイデアは閃いた時に残さないと、後まわしになってうもれてしまうのです。
今日も仕事に使えるアイデアのメモがカバンから出てきたので、すぐに担当に指示しました。
打つ手は無限は閃きからスタートするのです。
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