先生方からよくある質問のひとつに、「医療機器を導入したいけど、リースがいいの?それとも買った方がいいの?」という話があります。
今回はリース取得のメリット・デメリットをまとめてみたいと思います。
◇メリット
①医療機器を保有していると通常かかってくる保険料や固定資産税がリース料の中に含まれているため、固定資産税の申告や損害保険の契約手続きが不要です。事務手続上の煩わしさが少なくなります。
②リースは借入ではないため、借入枠を残しておくことができ、いざという時借入をすることができます。借入と比べて、審査手続きが簡単で短期間で済むことが多いです。
③刷新が多い医療機器については、契約更新の際に新しい医療機器に切り替えることで、医療機器の陳腐化に対応しやすくなります。
◇デメリット
①基本的に中途解約不可であるため、使わなくなっても残ったリース債務について返済義務があります。
②リース会社の利益や諸経費がのってくるため、購入よりも支払総額が多くなってしまうことが多いです。
③リース契約形態によっては、設備投資に関する税務上の優遇措置を受けられない場合もあります。
医療機器を導入する際には、先生ご自身のやりたい医療・診療方針に合っていることだけでなく、資金繰りや採算を考慮して検討しましょう。
高額な医療機器を導入しても先生が使い切れない場合や、そもそも対象疾患の患者が集まらない場合も見受けられます。
1ヶ月何人の患者に利用できて、月間収入がどれ位になるのか、年間収入でどれ位になるのか、何年位で投資回収できるのか試算することが大切です。
収入見込みによっては、導入予定の医療機器より少しランクの低い医療機器への変更を検討したりして、無理のない設備投資計画を立てましょう。
お問い合わせはお気軽にどうぞ! ヘルスケア事業部 03-6266-2534 洞口・中村
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