■□■ 病医院経営お役立ち情報 ■□■
今回は、医療機関のM&Aの概略についてお伝えします。
医療機関では後継者不在問題や、許可病床数の制約を受けている関係から、M&A の件数自体が増加しています。
特に後継者不在問題については、子供がいない場合や子供が医師でない場合もあり ますが、そもそも医師ではあるものの、開業のリスクを背負いたくないという考え 方の人もいます。また、医療に専念したいという想いから後継者にならず、売却の 道を選ぶケースも増えています。
具体的な方法のひとつとして、医療法人の持つ出資持分を譲渡し、社員と理事を変 更することで実施する方法があります。 その売買価額は、医療法人・個人開業を問わずケースバイケースのようです。 減価償却費計上前の営業利益の3年分としたケースや、利益は考慮せずに医療法人 が所有する資産の時価で、売買金額を決定するケースもあります。
いずれにしましても、様々なパターンを検討し、売り手買い手双方が納得できる形 になるまで、議論をしっかりすることが大切です。
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