みなさん、QRコードをご存知ですか?
TOMAでもこのQRコードを利用して、ブログの発信を行っています。(下記参照)
バーコードは、一方向だけに情報を持っているのに対し、QRコード(二次元コード)は、縦、横二方向に情報を持つことで、記録できる情報量を飛躍的に増加させたコードです。
厚生労働省は2008年4月1日開始の予定で、保険証にこのQRコードを導入するようです。導入理由として、レセプト転記ミスによる「資格過誤」での返戻を減少させることがねらいのようです。
現在、保険証からの記号・番号などの転記ミスによる資格過誤で返戻されるケースは、約900万件にものぼっているそうです。
医療機関でこのQRコードのついた保険証をスキャンし、保険証記載内容を自動的に転記できるようにすることで、レセプトの転記ミスを減らすことができます。
医療機関にとっても、転記ミスによる返戻がなくなり、審査機関などでも再審査などの手間や費用が減少するというメリットがあることから、導入が決まったようです。
医療機関にとって、転記ミスは診療報酬の入金時期を遅らせ、資金繰りを悪化させるだけでなく、再請求に伴う事務手続きの増加により、人件費等の負担増にも繋がります。QRコード導入までまだ時間がありますが、その間においても資格過誤による返戻を少なくすることが、医療機関の安定的な運営を助けることになります。
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