今年の夏は、冷夏や雷、地震と何か天変地異的なことが多い気がしますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
最近、初心に返るということを改めて実感することがよくあります。
そこで、皆さんも普段見慣れている財務諸表である貸借対照表、損益計算書、CF計算書はどのような役割をしているのか、初心に戻って見てみましょう。
【貸借対照表(B/S)】
・・・貸方(負債、純資産)に他人資本であるのか自己資本であるのかという資金の調達の仕方が表記されており、その調達した資金を、どのように運用したかが、借方(資産)という形で表記されています。
【損益計算書(P/L)】
・・・会社のその年度の経営成績を表します。利益がいくらということが一目で分かります。
【キャッシュフロー計算書(C/F)】
・・・現金の増減の様子を表します。将来の設備投資や退職金などの資金を貯蓄したりするなど、資金繰りを把握するためなどに使われます。
経営分析というのは、経営改善を行うために用いたりすることが多いのですが、それはあくまでも経営者目線です。例えば、銀行などの金融機関の場合には、融資したお金が無事に返ってくるまでその企業がつぶれないことを確認することが目的であったりします。
経営者が必要とする経営分析は、単なる分析ではなく、その分析の結果が経営改善につながり、最終的には企業の業績向上につなげる必要があると思います。経営分析の結果を企業の利益UPにつなげるためには、経営分析データの中からその企業の問題点を発見し、さらにその問題点を解決するための対策を立て、実行する必要がありますね。