今年も残すところあとわずか。所得税の確定申告も近づき、気忙しい時期となってまいりましたが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
今回は未収金の回収についてまとめてみました。
「未収金の発生」は医業にかかわらず、常に起こりうるものです。
しかし、回収ができなかったからといって、その収入を得るために係った費用(人件費・材料費他)の支払時期を遅らせる訳にはいかず、医療機関が一時的に資金負担をし、結果的に金利相当分についても負担するようになってしまいます。
また、発生した未収金は時間の経過に伴って回収が難しくなることがあります。
そういったことを考慮した上で、未収金対策として次の4つを考えてみました。
1 発生防止
まずは未収金を発生させないことが一番です。
そのためには過去の滞納履歴の把握が大切です。
どのような場合に発生するか、ケースを掴んでおきましょう。
2 経理帳簿での管理の徹底
経理帳簿上、未収金の内訳が常に把握できていますか?
未収金を発生させないためには、まずは医療機関が未収金発生を迅速に把握しなくてはなりません。
記帳はためないようにしましょう。
3 回収努力
万が一、未収金が発生してしまった場合の回収方法はルール化していますか?
電話・手紙等による催促連絡の方法もありますが、回収専門会社等に委託する方法もあります。
4 支払い方法の簡便化
支払う意思をお持ちの患者さまであっても、現金をお持ちでない場合(特に救急時)もあります。そのような場合に対応できるように分割回収やクレジットカード決済の導入を検討してみてはいかがでしょう?
未収金については医療機関経営に大きな影響を与えることから、厚生労働省でも平成19年度から「医療機関の未収金問題に関する検討会」を立ち上げ、解決に向けた方策を検討する取り組みを始めております。また、TOMAではサービサーと業務提携をしております。回収業務委託のご検討の際には、お声掛け下さい。
TOMAは未収金対策について、常にお客様と一緒に考えておりますので、多数のノウハウを持っております。ぜひ、ご利用下さい!
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