最近外形標準課税の税務調査が増えています。外形標準課税の対象となる会社は資本金1億円超の会社です。
弊事務所のお客様の中にも資本金1億円超の会社が数多くあり、ほぼすべてについて調査が入っています。ある都税事務所の話によると今回外形標準課税対象の会社すべてについて調査を行っているということです。
私の担当のお客様にも今週調査が入りました。その概要をお知らせします。
まず、調査官は2名でした。事前に準備資料が通知され、時間は2~3時間を予定して欲しいとのことでしたが、実際には1時間30分で終了しました。
調査項目は分割基準の根拠資料と付加価値割の計算の根拠資料の確認でした。基本的に会計数値から申告書が記載されていることを確認するだけで終わりました。派遣社員の契約書だけは閲覧を行いましたがコピーは要求されませんでした。
あと、先方からのお願いとして法人税別表4と5(1)を今後つけて申告して欲しいというお話しがありました。(規則ではないということで、あくまでも協力依頼とのことでした。)
調査官の態度も何か見つけてやろうというものではなく、付加価値割の項目の計算の指導的な意味が強いようです。(付加価値割の対象で無い項目を指摘してくれて、還付の手続までしていただけるという親切ぶりだという話もあります。)
ただし気を付けて頂きたいのは、この税務調査に関する記載はあくまでも私が立ち会った税務調査の一例をお示ししただけで、外形標準課税にかかるすべての調査がこういう風に進むとは限らないということです。
この税務調査を早く終わらせるためには、付加価値割の根拠資料を事前に用意しておいて直ぐに提示すればもっと早く終わるなという感想を持ちました。
調査といえば、携帯のメールを常時チェックされます。さすがに家内は私の携帯に触れもしませんが、娘が「お父さんのメールは面白い」といって充電器においてあるとすかさずいじります。まずいメールは即座に削除していますから、問題は起きませんが「そんなことするな」と取り上げるのも何か隠しているようでできません。いつか携帯のマナーを教えなければと思いますがタイミングが計れません。「お父さんは携帯のメールを隠している」とでも家内に言われた日には破滅です。自然と理解してくれればいいのですが。
自然と理解してもらいたいことに性教育があります。半年前に食事中「お父さん。精子ってどうやったら出るの」と突然聞かれました。あわてて鼻をほじり「こうやると精子が出るのだよ」といいました。自分の軟弱さに反省しました。事実を教えるべきだったのでしょうがその勇気がありません。怖かったのです。
つい先日は、娘が私を女に産んだのはお父さんだと言い出しました。また、中途半端な学校の性教育のせいです。
お父さんの何万もの精子の一つがお母さんの卵子にたどり着いて私ができたのだからお父さんが決めたのだといわれました。そんなことはきっと医学的にも解明されていないことだと思うのですが、偶然というのもなんなので、そうかもしれないとしか言うことができませんでした。
学校でそのものズバリを教えてもらえるといいんですが。
学校に何でも教育を頼るな、教育は家庭でもできるという論議はよく聞きますが、どうも性教育を家庭でするのは恥ずかしい。できれば学校でさらっと教えてもらえればありがたいと思います。
ちなみにこういう会話を娘としている間はあんなにおしゃべりな家内は無言です。はっきり言ってずるいと思います。
(By Th)