療養病床の再編に伴い、在宅へのシフトが進んでいますが、在宅患者さんを診るとどれぐらいの報酬が得られるのかご存知でしょうか?
在宅療養支援診療所の場合、週1回の訪問で月4回訪問すると、75,200円の診療報酬になります。在宅療養支援診療所の届出をしていないで、在宅を行った場合には55,200円になります。更に検査等を行うと加算されますので、5件の患者さんを持った場合、月に30~40万円の収入になります。
在宅時医学総合管理料 4,200点(月2回以上の訪問診療を行う必要あり)
在宅患者訪問診療料 3,320点(830点×月4回の訪問)
7,520点
とはいえ、分かってはいるものの、なかなか在宅へと足が踏み出せない先生も多いことと思います。それは、24時間往診が可能な体制を整える必要性がネックになっているからでしょう。確かに、末期の患者さんばかりを抱えていたら大変かも知れません。しかし、通常の寝たきりの患者さんであれば、そこまで大変ではないという話しを聞きます。大変かどうか、実際に在宅を行っているドクターに聞いてみてはいかがでしょうか?
トヨタ自動車会長の張富士夫氏は、誰もがお客様に喜ばれることや役に立つことは知っています。しかし、知っていても多くの人は実行しない。トヨタは『まず、やってみる』ことが全員の体質になっていて、それが強みになっています。」と仰っています。
在宅には大きなコストがかかりません。院長先生のやる気次第です。年間2兆円の利益を出すトヨタの体質を真似て、まずはやってみませんか?やってみてダメだったら、やめてもいいのですから。
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