12月の大きなイベントといえば賞与支給があると思います。
そこで、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」から医療・福祉を中心に平成23年年末賞与
の支給状況を見ていきたいと思います。
1.支給金額
313,560円(事業所規模が30人以上の場合は358,525円)
2.前年比
-0.4% ( 〃 -0.8%)
3.支給事業所数割合
85.7% ( 〃 98.9%)
4.きまって支給する給与に対する支給割合
1.08 ( 〃 1.24)
全体的に見て規模の大きい方が、労働者から見て支給状況が良いということが見てとれ
ます。また、規模を問わず前年より若干ダウンしており、医療・福祉業界の経営状況を
反映しているのかもしれません。
ご注目頂きたいポイントは3と4ではないでしょうか。
事業所規模30人以下においても、85.7%の事業所が賞与を1.08ヶ月分支給しています。
つまり、労働者は「賞与は1ヶ月分程出るものである」という認識を持っているという
事になります。
賞与は年に1・2回の労働者とコミュニケーションを取る貴重な機会です。
賞与でモチベーションを上げると共に、面談を実施して病医院としての評価や期待する
ことを伝えて頂きたいと思います。また、本人から意見を聞き出し自発的な仕事を促す
と共に、「ガス抜き」してあげる事も大切なのではないでしょうか。
面談の仕方などお困り事やご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
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