アメリカのサブプライム問題を発端に、世界の金融市場は100年に
1度とも言われる危機に陥っています。日本の証券市場も先行き不
安や実体経済に及ぼす影響に対する懸念から日経平均株価が一時
8,000円を割り込み、その後も不安定な動きを続けています。
数ヶ月で数十パーセントの下落というように投資家にとって頭の
痛い状況ではありますが、株の贈与を考えるのであれば、今のよう
な相場はチャンスともいえます。
相続対策として上場株の生前贈与を検討しませんか。保有してい
る株式を贈与する場合、現金贈与と同様に贈与税がかかります。株
を贈与する際の価額は、①贈与日の終値、②贈与した月の終値の月
中平均、③贈与した月の前月の終値の月中平均、④贈与した月の
前々月の終値の月中平均のうち最も低い株価になります。したがっ
て、現在のように株価の低いときの贈与であれば、税金も低く抑え
ることができます。
贈与税の計算上、110万円の非課税枠があり、110万円の範囲内の
贈与であれば贈与税はかかりません。もし1年間の贈与が上場株式
だけであり、その株式の価額が110万円以内であれば税金を支払うこ
となく、相続人等に株式を渡すことができます。
上場株式は時価が毎日変動し、今は割安といった判断も難しいと
ころですが、保有している株式がこの不況で大きく値下がりしてい
ると判断されるならば、現状では現金贈与を行うより株式贈与のほ
うが有利だといえるかもしれません。
風邪が長引いていて、周りの方に相当迷惑をかけています。。
皆さんは気をつけてくださいね!
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藤間事務所 事業財産承継部 樋渡順 0120-944-733
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