取引相場のない株式の原則的評価方式の一つである類似業種比準方式による評価をする上で必要な業種目別株価等(20年2月まで)が公表されました。これにより平成20年の贈与及び相続時等における類似業種比準方式の計算の基礎になる配当金額、利益金額、簿価純資産価額及び類似業種の前年の平均株価(19年の平均株価)を把握することが出来ます。
今年度贈与等行うときに類似業種の株価が上昇していた場合でも、類似業種比準方式による評価をするうえで、類似業種の前年平均株価(19年の平均株価)を用いて株価の計算が行えます。今年度の試算として類似業種の前年平均株価を用い、類似業種比準方式で計算した株価の算定をしてみてはいかがでしょうか。
また、取引相場のない株式のもう一つの原則的評価方式である純資産価額方式による評価をする上で必要な路線価も7月1日に公表される予定になりますので、純資産価額方式による株価の算定も行うことが出来るようになります。
21年3月施行予定の経営承継円滑化法の民法特例や21年度税制改正で創設される予定の事業承継税制をうまく活用するためにも、自社の株価を把握しましょう。
問い合わせ先 0120-944-733
事業財産承継部:澤村
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