(師匠の田端さんとの生活の中で)
大切なのは、日々の行動なんだなということを教えられました。
それを突き詰めれば4つに集約されるんですが、
非常に分かりやすくて、小学生にもできる簡単なことなんです。
①僕らは田端さんに対してノーはなかったんです(笑)。
何を言われても、返事は0・2秒でハイ。
普通は、返事をする前に
いったん考えてしまうんですね。
でも、そこで考えることって、要は損か得かなんです。
損得で返事を迷うんですよ。
そうすると、
「おまえみたいな勉強もできんあほうが、
考えたらいかん。損得考えずにすぐハイだ。
まずは素直に受け入れ、やってみることだ」
と叱られました。
②「頼まれごとは、試されごと」
だというんです。
ものを頼まれるのは、面倒くさいことだと考えがちです。
だけど、頼まれるということは、
その人から試されているということだ。
だから、頼んだ相手を驚かすくらいのことをやれ。
徹夜してでも「おまえ、すごいな」と相手をビックリさせろと。
だけど、この2つを理解しても、
いざ体を動かそうとするとブレーキがかかるんです。
そのブレーキになるのが、できない理由なんです。
何か大きなチャンスが巡ってきても、
でも俺は人前でしゃべるのは苦手だからとか、
でも俺はやったことがないしとか、
できない理由をあれこれ並べて逃げる。
だけど田端さんは、
僕たちができない理由を言おうものなら、
「やってもいないうちから何がムリだ!」
と叱られるんです。
「本で学ぶこともできれば、
人に聞くこともできる。
やってダメならやり直せばいいだろう!」って。
③「できない理由を言わない」。
④「いまできることは山ほどある」
と言うんです。だから、
「『そのうち』という言葉を吐いて先送りするな。いますぐやれ」と。
簡単でしょう。これを皆で毎日続けていたら、
目の前の景色がどんどん変わっていったんです。
だって、親分がああせい、こうせいと言うと、
全員揃って0・2秒で返事をし、
あなたの予測を上回りまっせと体を動かし、
誰もできない理由を言わず、
先送りせずすぐやるわけでしょう。
これを続けていたら、協力してくれる人がどんどん増えてきました。
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