自分の人生に起こることは、自分に責任があるはずです。
このことは、心理学者のイハレアカラ・ヒューレン博士にお会いして、より確信することができました。
ヒューレン博士は、ハワイで犯罪者が収容される精神病棟のトップであった時に、
患者たちに会うことも触れることもなく、すべての病状を治してしまった人です。
博士が来る前は、患者同士のケンカや職員への暴力などがしばしば問題になっていたのですが、
やがてそれらも完全になくなり、ついには患者がいなくなったので精神病棟自体が閉鎖されてしまいました。
なぜそうしたことができたかといいますと、ヒューレン博士は、その病棟で起こっていることすべてを
自分の責任だと考えたのだそうです。
そして、自分の内面で癒されていない部分と向き合いつつ、患者一人ひとりのカルテを見ながら、
「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」という
4つの言葉を発し続けたのです。自分の内面が癒されていくにしたがい、不思議なことに、
身のまわりで起こっていた様々な問題も、同じく解決の方向に向かっていったそうです。
私は、最初にこの話を聞いたときには、心底びっくりしました。
しかし、「そんなこともあるかもしれない」と思うようになりました。
私たちの目に見えない心の本質は、本当はまわりの人の心ともつながっているのではないでしょうか。
そうであるならば、自分の心が変わればまわりの人の心も変わると考えられます。
結局のところ自分の人生で起こることは、すべて自分が引き寄せているものであり、自分に責任があるのです。
そのことに気づき、まずは自分から変わってみようではありませんか。
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