“正しいことをしたければ、偉くなって上に行け”
ドラマ・映画の「踊る大捜査線」で年配警官のいかりや長介から若手警察の織田裕二に向けられた台詞です。
仕事で、「正しいことをやりたい」「機能しない古い慣習を変えたい」
「自分の信じるままに、やりたいようにやりたい」これを実行したいなら、出世してトップに行くべき。
これが、定年まで平(ヒラ)だった年配警官の結論、
という場面でした。
組織で働くからには出世を目指し、仕事にやりがいを持ち、プライベートを充実させるものです。
しかし、「偉くなる」「出世する」ことに 抵抗を示す社員層がいます。
多くの20代・30代の社員は、偉くなること、出世することに対して、
○ 肩書きは名ばかりのもの
○ 偉そうな態度をするもの
○ 個人の努力が出世に反映されないもの
と言った、マイナスイメージを持っています。
しかし、チャンスを掴んだ人は知っています。
出世することは、
・仕事の幅が広がること
・仕事の権限の幅が広がること
なのです。
そして、よく勘違いされるのが、「キャリアアップ」と「スキルアップ」と「給与アップ」の違い。
これを混同して考えている場合が多いように思われます。
就職氷河期を経験し、不況の時代に上の世代のリストラを目の当たりにした
20代・30代社員は、一つの会社のリスクの中で翻弄されるより、
資格を取って、スキルを磨き給与アップを目指す。
そして、転職することがキャリアアップだ、と信じてきました。
しかし、スキルだけで給与がアップしつづけるには限界があり、
また企業が求める人材は、かつては実力重視の職人のような社員から、
人材を掌握し、育成できるリーダーと変化しているようです。
●積極採用した新入社員を育成できるリーダー
●個の価値観だけではなく、トップの価値観を理解できるリーダー
●会社の方針を部下に伝えることができるリーダー
●会社の価値を語れるリーダー
“正しいことをしたければ、偉くなって上に行け”
仕事のやりがいは、キャリアアップの先に待っています。
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