(1)中国北京、天津、香港へ勉強に行ってきました。
1. 北京、天津は私の友人の会計士が天津に会計事務所を出したので見学に行きました。
15年前に上海へ一緒に行った仲間です。15年前に上海へ行った仲間のうち1人は、
すぐに上海で会計事務所を出して200人以上の社員をかかえる会計事務所になりました。
また今回、別の一人が天津で会計事務所を出して、成功しそうな感じがあります。
15年前に同じように中国を訪れて、出店して成功する人もいれば、出店しなかった
私のような者もいる。人生は選択の連続と感じました。
戦後、スーパーマーケットの見学ツアーに何十人もの人がアメリカへ行ったそうです。
その時は薬局だった中内さん(ダイエー)、洋品屋だった伊藤さん(イトーヨーカ堂)
は、すぐにスーパーをスタートさせたそうです。その時参加した残りの99%の人は、
見学しただけで終わったそうです。そのちがいが今になっています。
今期2兆円の利益を出したトヨタの会長が、その理由を「世の中でこれをやったら成功
する、改善できるという事は皆知っている。けど、やる人、実行する人は少ない。
トヨタの社員は一般社員から、良い事は何でもやってみよう、改善してみようという社風
ができているから、2兆円になったのです。」と語っています。
同じ時期に出会ったり、学んだり、経験していても実行する人と実行しない人で、成功
する人としない人ができるのではないでしょうか?痛感しました。
私は中国出店の件は少し後悔していますが、「社員の幸せ作り」という私の考え方から
すると、出店しなくてよかったと思っています。上海に出店した人は1年に200日以上中国
ですから、TOMAグループの中で藤間が200日不在では、まだまだ社員の幸せは作れないと
思います。10年後には、私がいなくてもTOMAグループの社員の幸せ作りをできるようにします。
結果、お客様の幸せ作りです。
北京には18年ぶりに行きました。昔は自転車ときたない屋台や店舗ばかりでしたが、
今は自動車と超高層ビルがならぶ近代都市です。来年のオリンピックに向けて工事が急ピッチ
でした。日本の昔と同じで、スモッグがすごく、オリンピック選手がかわいそうかもしれません。
オリンピック、万博が成功すれば、そのまま成長は続くようです。伊勢丹デパート、
カルフールスーパーに行きましたが、満員で、日本と同じような値段のものがどんどん売れ
ていました。中国はお金持ちの多い国になってきています。
びっくりする建築中のビルがありました。工事中で最後はわかりませんが、斜めに建って
いる高層ビルです。最後は上でつながるそうです。オリンピックまでに完成するそうです。
地震のない国だからできるのでしょうね。
2.香港は金融の勉強に行きました。
1)HSBC香港上海銀行(世界の中で安全度の高い銀行)の口座を開設しました。今私は借入
が多く、お金持ちではありませんが、将来カントリーリスク(あまり考えたくありませんが
日本におけるリスク分散)のために、財産を国別に分散するという考え方を実践するために
口座だけ開設しました。
2)投資ファンドの会社を2社見学しました。日本の常識は世界の非常識と、コーディネーター
の人から何回も聞きました。海外の投資はかなりな高利回りでまわっている。
(当然にリスクもありますが。)
・中国などへの株式投資のファンド会社(中国、香港。台湾へ投資するファンド)
2005年 14.16%、2006年 60.97%、2007年8月まで 29.41% 利回り
・K1グローバルファンド(ファンドオブファンドといわれ、有能なファンドをみつけて
投資するファンド)
ある独自の理論や前提条件に基づき投資をするファンド(そのノウハウはコンピューター
ソフトに組み込まれている)
2005年 10.36%、2006年 17.02%、2007年8月まで 7.43% 利回り
以上2社をまわりました。
私、藤間は、株や不動産投資はしません。本業に全力投球で望みたいからです。
社員の幸せ作りが人生目標だからです。しかし、近い将来(10年後)にTOMA社員の中から
「社員の幸せ作り」をしてくれるリーダーが出てきたら、そのリーダーに託した後にこんな
ファンドでおこずかいがもらえたら幸せかもしれませんね。しかし、生活の全基盤をかけるよう
な投資をしてはいけないと思います。あくまでも、無くなってもしかたないと思える範囲内です。
(2)TOMAの第27期経営方針(2007/10~2008/9)を、10月1日(月)に、全社員さんと全パートさんに
経営計画書を配って発表しました。その日の夜は銀座ケントスを借り切って、第26期目標達成記念
及び、第27期決起パーティーを100名で騒ぎました。(ライブハウスを借り切りました。)
1.27期経営方針
1)楽しくなければ仕事じゃない!
従業員が活き活き楽しく仕事ができ、お客様も楽しくなって、ひとり一人が夢を実現できる会社をつくる。
イ.藤間がまず率先して仕事を楽しむ
ロ.働きがいのある会社にする
[1]幹部が率先して尊敬される人間になる
[2]幹部が率先して社員を大切にし、尊敬する人間になる。
ハ.業務プロジェクトの推進
企業再編、事業承継、M&A、他をプロジェクト化
ニ.趣味プロジェクトの推進
テニス、麻雀、温泉
ホ.評価制度にこれらを加味
へ.クレーム防止策の徹底(クレームがあると楽しくない)
ト.長所伸展ー自分の長所をリストして伸ばす宣言
チ.尊敬する人を作ろう運動
リ.ストレスを少なくする仕事場にする(幹部の気づかい)
2)効率化10%UPして本物の一流専門家を目指して、共に幸せをつかもう。
3)お客様からたくさんのありがとうをいただく活動
イ.1%UP運動(お客様の期待を常に1%上回る仕事)
お客様の期待>実際 不満
= 満足
> 感動(常に何10%でなく1%上回る仕事をして感動を)
ロ.明るく元気なあいさつトレーニングの実施(幹部が率先していないからできていない)
TOMAのコアコンピタンスとしよう。
以上、詳細は、10月10日(水)のTOMA特別講演会で、藤間が経営方針の話をしますので
聞きにきてください。又、その日の懇親会で具体的な質問をしてください。
(3)トラヤ(株式会社虎屋17代当主星川光博)480年の歴史の和菓子屋
( 「理念と経営」2007年8月号より )
1.480年続いた会社です。今、売上176億、887名の会社。TOMAの司法書士部門で120年
(創業明治23年)です。(私の父で4代目です。)
TOMAは、関東大震災、戦争などいろいろあり、順風満帆ではありませんでした。
その4倍の480年ですから、いろいろなことがあり、生き延びてきた歴史があるはずです。
皆様の会社はあと何年残れるでしょうか?1000年、10000年生きて欲しい。私TOMAは、
TOMAグループはそうなって欲しいし、皆様の会社もそう思って欲しいのです。
そのくらい思わないと会社はあと5年でなくなってしまうと思うのです。
2.「あるがままのものを真正面から受け止める」(黒川光博)
どんなことがあっても逃げたり、インチキな策をろうしたりしないで真正面からいく。
イ.良い商品を作ることでは譲れない。結果、売上がついてくる(商品)
ロ.お客様あっての商売。お客様を大切にする(お客様)
ハ.働いている人に満足してもらうこと(社員)
480年続いたのは、お客様、商品、社員を本当に大切にしてきたからです。
(「理念と経営」の勉強会に、1度出席してみませんか)
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