速報!! 平成20年度 診療報酬改定の影響結果!!
日本医師会から平成20年度診療報酬改定の影響を把握するための調査結果が発表されました。
対象は4~6月分のレセプト、有効回答数は診療所1650、病院167で全国の1.4%、1.9%をカバーしています。
以下、診療所・病院別の前年同期比です。
総点数 診療所 ▲1.85% 病院 +0.68% 全体 ▲0.31%
1件当たりの点数 診療所 ▲1.54% 病院 +1.09% 全体 +0.02%
病院と診療所の乖離が大きく、診療所には厳しい改定となっていることがわかりました。
次に、今回の改定の大きな柱となっている「後期高齢者」と「外来管理加算」を個別的に見てみると以下のとおりです。
後期高齢者・入院外の総件数 診療所 ▲0.74% 病院 ▲1.33%
後期高齢者については、総点数・総件数・総日数の三要素がいずれもマイナスになっていると発表されました。
外来管理加算 算定回数 診療所 ▲26.38% 病院 ▲27.99%
算定回数の減少だけで診療所は▲744億円と試算されました。さらに診療所は後期高齢者の外来管理加算が57点から52点に引き下げられたので、この影響も加味すると影響額は約▲800億円にもなると試算されました。
いずれの結果も医療機関にとっては大変厳しいものとなっています。
しかし、5月12日付のブログにも記載いたしましたが、今回の改定は先生方の診療スタンス・経営スタンスを見直すよいチャンスでもあると思います。
変化する時代のニーズに的確に応えるために、弊社ではアドバイスをさせていただくことも可能です。お気軽にお問い合わせください。
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