≪外来管理加算の算定要件変更≫
「再診料の見直し」の見送りと引き換えに設定されたと言
われている外来管理加算ですが、診療時間の目安として「概
ね5分以上」の時間的概念導入や老人の外来管理加算の引き
下げ(57点→52点)により、減収に大きく影響を出しまし
た。外来管理加算の構成比の高い内科を標榜する診療所にと
っては、必然的に患者数が制限され、さらに75歳以上の患
者の割合が多い診療所では、併せて5点の引き下げがおこな
われることとなり、収入減の最大要因となっています。仮に
外来管理加算をゼロとすると最大で1ヶ月50万円、年間で
は約600万円の減収が生じる結果となることが予想され
ます。
≪点数設定変更≫
下記の項目が引き下げ、廃止となっています。
① 生活習慣病管理料
② 特定施設入居時等医学総合管理料
③ 生化学等血液検査全般
④ デジタル映像化処理加算
勤務医の負担軽減等政策的な点数配分を多くして、その分、
検査料の引き下げや個別点数の廃止等で調整したようで
すが、提供している医療によって差が出てしまう結果とな
っています。
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