いよいよ4年に1度の祭典、サッカーW杯の開幕が近付いてきましたね
日本代表の選手も先日発表され、W杯ムードも高まってきました。
そんな中、今回の日本代表選手に落選してしまった「中村憲剛」選手の、
「感謝」というタイトルで綴られたブログがたまらなく感動いたしましたので、ご紹介させてください。
「感謝。」
こんばんは。
みなさんご存知の通り、今回、ブラジルワールドカップで戦う日本代表23名から落選しました。
落選から1日経ち、いろんなことを考えました。当たり前のことですが、やっぱり自分にとってブラジルW杯というのはとてつもなく大きなウェイトを占めていたものだったみたいです。
昨日は朝4時まで眠れませんでした。
この4年、ここに入るためにいろいろと頑張ってきたんだなって。
そこに入れない、行けないって決まった時のあの喪失感は一生忘れられないと思います。
なので、これは怒られてしまうかもしれませんが、本当に一瞬、一瞬ですがどうでもよくなりました。ACLもリーグ戦も何もかも。
ただ、どんなに最高な日でも、どんなに最悪な日でも、必ず次の朝は来るわけで。
練習があったり、試合があったり、奥さんと話したり、子どもたちと話したりと日常に触れていきながら少しずつこの事実を消化していけるのかなと今は思っています。
たくさんの皆さんが、こんな俺の落選を悲しんでくれて、話題にしてくれたこと周りから聞きました。
J2から始まったプロサッカー人生、あれから12年経ち今年で34歳になるサッカー選手がここまで期待されたこと。サッカー選手してこれほど嬉しいことはありません。
改めて、その期待に感謝するのと同時に、その期待に応えられなかったことが本当に悔しいです。
今日、ACLの公式練習でボールを蹴ったら、その瞬間は落選したことを忘れていました。
ああ、サッカーって楽しいなって。サッカーって凄いなって。
だから、ボールがあれば、サッカーがあれば俺は前を向いていけると思っています。
今まで辿ってきた道は間違っていなかったと思うし、今までやってきたことに悔いは一切ないので。
そして本日、予備登録メンバーに選んでいただきました。
でも、呼ばれるということは、23人のメンバーに何らかのアクシデントがあるということです。
俺はそれを望みたくはない。でも過去の例を見ても何が起こるかわからないのがW杯です。だから、その時のためにしっかり準備をしておくのは登録メンバーに入った者の義務だと思います。
最後に、いつもどんな時も温かく見守ってくれるフロンターレのサポーターの皆さん、最後まで応援と後押し本当にありがとうございました。
楽しみにしてくれていたと思いますが、期待に応えられずすいませんでした。
ここまでもそうでしたが、これからもフロンターレの勝利の為に一生懸命頑張ります。
http://nakamurakengo.cocolog-nifty.com/message/2014/05/post-6735.html
今から12年前、
2002年のW杯、日本vsベルギー戦の直前まで、
キングカズこと三浦知良選手は一人黙々とグラウンドで練習を続け、コンディションを整えていたそうです。
ある記者がカズさんにその理由を尋ねると、こう答えたと言います。
「試合直前だけど試合が始まるまでは何が起こるかわからないよね。
もしかしたら集団食中毒が起こるかもしれないし、代表に選ばれたFWが怪我するかもしれない。
そして、もしかしたら誰かの代わりに自分が選ばれるかもしれない。
もし、そうなって自分が日本代表に選ばれた時、 恥ずかしいコンディションでピッチの上に立つなんてことは、自分には絶対にできない。
日本代表というのはそういうものじゃないんだ。
後悔は絶対に残したくないんだ」
三浦知良選手といい、中村憲剛選手といい、本当に誇りに思う選手がたくさんいます。
選ばれた選手にも、選ばれなかった選手にも。
そんな多くの人の想いを背負って、一生懸命闘う姿に感動を覚えます。
どんな結果になろうと、精一杯応援させていただきます!!!
がんばれ!ニッポン!
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