できる
逆上がりが
わたし
ひとりだけ
できなかった
みんなが
できる
逆上がりが
どうしても
わたしだけ
できなかった
鉄棒に
ぶらさがった
まま
ただ
時間だけが
過ぎていった
それでも
手のひらに
豆をつくり
膝頭に
青あざをつくり
ながら
練習を
つづけたら
やっと
逆上がりが
できるように
なった
いま
あのときのことを
想い出して
人生の
逆上がりに
挑戦している
人生は
逆上がりの
連続
新しい
人生の鉄棒に
ぶらさがり
できるように
なるまで
練習を繰り返した
ひとだけが
きっと
いつか
できるように
なる
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