「期待は感情の借金やからなぁ」
これは「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著)の一節です。
「夢をかなえるゾウ」は2007年に出版され、小栗旬氏主演でテレビドラマにもなったベストセラーです。
この物語の主人公はどこにでもいるサラリーマン。
彼は自己啓発の本を読んだり、意を決してインドに行って自らを変えようとしますが、失敗ばかり。
ある時、彼の目の前に現れたガネーシャ(ゾウの姿をしたインドの神様)が大阪弁で彼に成功の秘訣を教えていきます。
そして彼が少しづつ成長していく自分に気づき、「今度こそ変われる」
と期待し始めた時に彼が言った言葉が冒頭の「期待は感情の借金やからなぁ」です。
ガネーシャいわく「期待」とは、
「(自己啓発の本を読んで)まだ何も苦労してへんのに、成功するかもしれへん『高揚感』を前借して気持ちようなってんねんね。
でもそのうちそんな簡単に成功でけへんという現実にぶちあたる。
そんとき『先に気分良くなってきたんやから、その分返してもらいましょ』って返済を迫られて凹むことになるわな。
これを繰り返すことで、どんどんやる気がのうなっていく」
「そうやって人は夢を失くしていくんやで」
「期待している限り、現実を変える力は持てへんのやで」 (以上、本文からの抜粋)
「期待」することは別に悪いことではありませんが、それだけでは現実は変わらないということですね。
ガネーシャはいいます。「自分で行動して経験した時だけ人は変われる」と。
【ガネーシャの教え】
1.靴を磨く
2.コンビニで(お釣りを)募金する
3.食事は腹八分目にする
4.人の欲しがる物を先取りする
5.会った人を笑わせる
6.トイレ掃除をする
7.まっすぐ帰宅する
8.その日がんばった自分を褒める
9.一日何かをやめてみる
10.決めた事を続けるための環境を作る
11.毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
12.自分の得意な事を人に聞く
13.自分の苦手な事を人に聞く
14.夢を楽しく連想する
15.運が良いと口に出して言う
16.(何かを)ただでもらう
17.明日の準備をする
18.身近にいる大切な人を喜ばせる
19.人のいい所を見つけて褒める
20.人の長所を盗む
21.求人情報誌を見る
22.お参りに行く
23.人気店に入り、人気の秘密を観察する
24.プレゼントをして喜ばせる
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