『運命を決めるもの』( 文明出版社「月刊 仕事の記録帖」より) （第596号）

ある本を読んでいましたら、次のような警句に出会いました。
　自分の「考え」に注意しよう。それは「言葉」になるから。
　自分の「言葉」に注意しよう。それは「行動」になるから。
　自分の「行動」に注意しよう。それは「習慣」になるから。
　自分の「習慣」に注意しよう。それは「人柄」になるから。
　自分の「人柄」に注意しよう。それは「運命」になるから。
　人間の「考え」は何を決め、そして「運命」は何で決まるかを順序立てて、分かりやすく説明したもの
といっていいでしょう。
　私たちは、自分の運命は、置かれた環境やある偶然に支配されていると考えがちですが、そうではない
のです。私たち自身の考えや言葉、行動、それに習慣や人柄によって決められるのです。そして、それも
一連のつながりをもっているのです。
　まず、私たちの運命は、考えることからスタートします。そして、それは言葉になって現れ、行動を促
します。行動は習慣となり、習慣は人柄を形成し、そして、運命を決めることになるのです。だから、考
え、言葉、行動、習慣、人柄に注意しなければならないのです。