1.孟子の言葉に「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」というのがあります。
どんな事業を起こす場合でも、まず天の時を知ることが重要です。
理屈の上でどんなに条件が整っても、天の時を得た事業でなければ成功を収めることはできません。
2.しかし、いかに天の時を持っても、自分の特質に合った事業でなければ成功を収めることはできません。
儲かる商売があるからといって、自分もそこに参入してうまくいくとは限りません。
儲かる会社もあれば、失敗する会社も出てくる。そういう様々な条件を見極めることが、地の利を得ることにつながってきます。
3.では、天の時、地の利という条件が整えば、完璧かと言えば、まだ十分ではありません。人の和が不可欠なのです。
人の和を得るためには、誰がリーダーを務めるかが重要です。
社員に「あの人がゆくなら、わたしもゆく」と思わせるリーダーこそが、
これからの時代を牽引する和のタイプのリーダーであり、従業員にやり甲斐と幸福感をもたらすものです。
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