小説『宮本武蔵』や『新平家物語』などで知られる吉川英治さんは、
1961年の元旦の日記に、次のような詩を書き込みました。
「愉しみある所に愉しみ 愉しみなき所にも愉しむ」
一年の決意としたわけですが、吉川さんはその時、69歳です。
それまでに豊臣秀吉や足利尊氏など歴史上の名将や偉人をテーマに180冊の小説を書いてきて、
そうした人物の生き方から、人生の生き方の理想として、この詩を書き込んだといわれています。
人生を愉しむことはなかなかできないことです。
愉しい所だけでなく、愉しみなき所でも愉しめるのが人生の極意なのです。
私たちも、どんな環境にあっても愉しんで生きたいものです。
コメント