SaaS(Software as a Service)は業務システムの導入・運用コストを削減し
迅速で柔軟なシステム活用を実現する手段です。
しかし、既存システムを単純にSaaS 化するだけでは十分なメリットは得られず
かえってコスト高になったり、業務効率を低下させることもあります。
【SaaS のメリットと落とし穴】
初期投資を抑え、迅速にシステムを展開できる、これは、SaaS の大きなメリットです。
ユーザーはサーバーやアプリケーションを自前で用意する必要がなく、
契約すればすぐにサービスを利用することができます。
現状把握を怠って安易にSaaS を導入すれば、そこには思わぬ落とし穴が潜んでいます。
【失敗事例:小売業A 社】
SaaS メールサービスへ移行したことで受注処理システムに支障を来たした例
①A社では自社内でメールサーバを運用していたが運用担当の人件費削減に伴い、SaaS へ移行
② A 社ではWeb サイトから顧客が注文するとその内容が自社メールサーバーを経由して受注担当者に届く「受注処理システム」が構築されていましたがSaaS へ切り替えたことにより経路が変更され、受注メールが届かなくなってしまいました。
【ポイント】SaaS へ移行する前に自社内の業務プロセスを一通り確認することが大切です!
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