データセンターとは

　データセンターとはコンピュータを置くために設計した専用の施設です。コンピュータを安定して連続稼働させるために、さまざまな設備を備えています。データセンターを大まかに言うと、主として情報発信を目的とし、Webサイトなど、ユーザーのデータをセンター内に預かるサービスです。

【特徴とメリット】
　データセンターのメリットは、自社内でWebサーバを立てるのに比べ、頑丈で基本スペックの高い接続環境を、安価に利用できることです。例えば、データセンター事業者は、24時間ノンストップの電源を用意してくれて、データセンターの建物は頑丈なので、地震や増水にも強い。空調も強力な物が入っているので、サーバから出る熱を効果的に排出してくれます。こういった基本インフラもきっちりと自社で確保しようとすると、なかなか難しいのが現状です。

サービス形態】
　データセンターサービスには、大きく分けて、2種類あります。「ハウジング」「ホスティング」です。

〇ハウジングサービスについて
　ユーザーのサーバを事業者に預けるサービス形態です。サーバ運用は企業の責任ですが、サーバ運用の自由度が高いので、自社のサーバをデータセンターに持ち込み、どんなサーバを利用しても、どんなOSを搭載しても自由です。

〇ホスティングサービスについて
　サーバやOSもデータセンター事業者が用意し、1つのサーバに複数企業のデータを入れるサービス形態です。1台のサーバを多数のユーザーが共有するので、価格は安価ですがサーバを共有しているので、保存容量が決められていたり、利用企業が多いと動きが遅くなったりなどのデメリットはあります。