☆従来のネット広告は意外と「迷惑」☆
ネット広告は、基本的にウェブサイトが自社のサービスを無料で提供するために掲載するものです。従来型のネット広告としては、「バナー広告」、「メール広告」、「広告コンテンツ」の3種類が古くから利用され、よく知られています。
バナー広告は、ウェブサイト上に文字通り小さいバナー(横断幕)状に表示されるものです。メール広告は、広告以外の内容を含まない電子メールと、無料のメールサービス等でメールの冒頭、最後などに追加されるものがあります。そして、広告目的で特別に作られたウェブページが広告コンテンツです。
これらの広告に共通しているのが、「じつは見ている人が迷惑に感じていることが多い」ということです。サービスを無料にするためとはわかっていても、ニュースサイトの記事がバナー広告によって狭く表示されたり、時には本文の一部を隠してしまったりするのは腹立たしいものです。
☆リスティング広告はクリックされやすい☆
私達が、こうした従来型のネット広告を迷惑に感じる理由は簡単です。「関係ないものは見たくない」という心理が働くためです。IT関連のニュースサイトにパソコンメーカーの広告が入る、といったレベルの関連性はあるものの、テレビコマーシャルによくある「トレンディドラマに車メーカーのCM」といった、「何となく関係ありそう」程度の関連しかない広告も目立ちます。
ネット広告の目的は、広告をクリックしてもらって自社のウェブサイトに訪問してもらうこと。そこでサービスや製品の特長を知ってもらい、最終的にはそれらを購入してもらうことを目指しているわけです。ところが、広告が「迷惑なもの」と思われ、クリックしてもらえないと話になりません。
一方、リスティング広告は検索キーワードに応じて選択され、表示されます。登録された多くの広告の中から「検索結果」が表示されるので、「探していたのはまさにこれだ」という広告に出会う可能性が高いわけです。そのため、クリックしてもらえる可能性も高くなります。これは、広告主や広告を掲載するウェブサイトにとって、クリックしてもらえる可能性が高いことを意味します。また、表示されるのが文字だけなので、ページを表示する際にネットワークやパソコンなどに大きな負担もかけません。これなら、あまり迷惑に感じることがないでしょう。 (引用文献:仕事とパソコン2007.Aug.)
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