ある町に一人の旅人がやってきました。
町の入り口の門のところに一人の老人が座っていました。
旅人は聞きます。
「おじいさん、この町はどんな町?」
逆におじいさんは旅人に聞き返しました。
「あなたが今までいた町はどんな町でしたか?」
旅人は答えました。
「いやあ、前にいた町は嫌な人ばかりでろくな町じゃなかったよ」
「そうですか、この町もあなたが前にいた町と同じ町です」
また別の旅人が町に来ておじいさんに聞きました。
「おじいさん、この町はいったいどんな町ですか?」
おじいさんはまた聞き返しました。
「あなたが以前いた町はどんな町でしたか?」
「私が今までいた町は、すばらしい町で、
人々は親切で、あんなによい町はありませんでした。」
「そうですか、この町もあなたが前にいた町と同じ町です」
と答えました。
~~ 二人の旅人が来た町は同じ・・・
つまり!!!
環境というものは
「自分の心が決める」
ということです。
環境を作るのは自分なんですね
自分の心が環境を決めている。。。
「環境が人を作るということに捉われてしまえば、
人間は単なる物、単なる機械になってしまう。
人は環境を作るからして、
そこに人間の人間たる所以がある、自由がある。
即ち主体性、創造性がある。
だから人物が偉大であればあるほど、立派な環境を作る。
人間が出来ないと環境に支配される」
by安岡正篤先生 出典「安岡正篤一日一言」到知出版社より
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