金融界のカリスマ・北尾吉孝氏
ご自身の20代を振り返り、いかにプロとしての土台をつくり上げたか、
体験を交えて語られています。
仕事に取り組む心構えとして大変参考になりますのでご紹介します。
会社に入って仕事を与えられた時、常に心掛けなければならないのは、
いま自分のしている仕事が会社にとってどういう意味があるのかを、
絶えず明確にすべきということだろう。
ただ漫然と働くのではなく、その仕事の意味をきちんとつかんだ上で、
さらに改善、改良を加える努力をしていく。
そうやってその仕事の「意義」を見出し、そこに自分の「意思」を働かせる。
要は、与えられた仕事に主体性を持って取り組めということである。
また、集中力を欠きダラダラと仕事をしてしまう人がいるが、
そういう人は概して成長が遅い。
やれと言われたことは一気呵成(かせい)にやる。
そうやって次々と課題に取り組み、よどみなく流れる川のごとく、
仕事がどんどん流れていくような状態へと持っていく。
また一方、仕事は自分から創り出さなければならないものでもある。
他の人の仕事を見ながら、こういうこともしてみてはどうか、
こうすればよりよい結果が生まれるのではないか、
と考えたことを積極的に提案し、実行してみる。
そうやってひたむきに物事に取り組んでいけば、
知らず知らずのうちに仕事がおもしろいと感じられるようになってくるはずである。
いずれにせよ、中途半端な気持ちで臨んでいたのでは何の得るところもないだろう。
最近のコメント