けいです♪
マラソン女子の金メダリスト、
高橋尚子選手と小出監督のお話です。
あるとき、小出監督のもとに
「監督はみんなを平等に指導してくれない」
と訴えに行った選手がいたとか。
監督はこう言ったそうです。
「えこひいき?
そんなの当たり前だよ。
みんなもう学生じゃないんだからね」
(中略)
「どんな職場でも、社会人というのは自分のことを見てもらえるように努力をするものだよ。
努力しなければ、見てはもらえない。
こっちが指導したいなと思うような選手になりなさい。
鐘だってそうだ。
打って響かなければ、もう鳴らしたくなくなってしまう。
打ったら響く、そういう人にならなくてはいけないよ。
そうでなかったら、俺だってえこひいきするよ。
社会人なんだから」
小出監督のその言葉は、私にとって本当に革命的な言葉でした。
みんな平等、そんな学生時代の当たり前の気持ちから社会人に一歩踏み出した、
そして、社会人の厳しさを教わった言葉だったのです。
「笑顔で生きる魔法の言葉」
高橋尚子 著
角川書店より
社会人や会社組織において、みんな平等で仲良しこよしっていうのは存在しにくい。
善意や正義の方が大切だから・・・
打っても響かない人より、
打ったら響く人の方が、
伝える方も張り切るのは当たり前ですね♪
自分は指導してもらいやすい態度でいるのか?
期待してくれている人が予想している結果を出しているのか?
肝に銘じていきましょう♪
「人間は、差が激しい時代が長く続くと、平等にしたとき喜んで働く。
ところが平等が長く続くと、残念ながら今度は差が欲しくなる。
それが人間の本性だと思う」
by 日下公人(著述家)
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