「神の手を持つ男」といわれる脳神経外科のスーパードクター・福島孝徳氏。
アメリカ・デューク大学を拠点に、手術を待つ患者さんのために世界中を飛び回る氏が、
医師としての道を一筋に歩む中で掴んだ「成功の最大条件」とは。
結局のところ、どんな職業でも成功するのに一番必要なのは、努力なんですよ。
一に努力、二に努力、三に努力、すべて努力で、努力がもう90%じゃないでしょうか。
才能も少しは必要ですが、その才能に向いたことをやらないと成功しませんから、それを導く先生、コーチが必要なんです。
さらにもう一つ加えれば、運ですかね。
ですからとにかく休むなと。土日も使いなさいと。世界中に私ぐらい働いている人はいないと思いますよ。
今回の帰国だって、アメリカから飛んできて朝、羽田に着くとそのまま高知へ行って手術をし、
移動して千葉で手術、次に那覇の耳鼻科の学会に行って、
そこから上海で四日間手術をしてまた帰ってきて、大阪、福岡……、
その後もずうっと全国を回ってきて、きょうも福島から新幹線で東京へ。
この取材が終わったら夜中の飛行機で渡米してロサンゼルスに着いて、
それからノースカロライナに行ってそのまま外来をやるんです。
とにかく人生は短いから、ほんのちょっとでも無駄にしたくない。
自分の人生の貴重な時間を、一秒たりとも無駄がないように使い、患者さんを助けていきたい。
全世界どこへ行っても患者さんに喜んでもらえるから、一時も休んでられない、寝てられないというのが私の思いなんですね。
自分の培ってきた技術と知識、豊富な経験を持って、
「常に前進、常に改革」を目指して歩んでいくのが本当のプロフェッショナルだと思うんです。
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