発想力を向上させるには、行動力を向上させることが大切です。
行動を早く広く起こすことで、
発想につながる様々なことを発見できるからです。
どんなビジネス本や自己啓発本を読んでも、
「行動が大切だ」と書いてあるはずです。
「こんな本読んでる暇があったら、まず行動しろよコラ」
と書いている本を、たくさん目にします。
とにかく行動する。
発想力を高めたい人は何より行動力なのです。
では、行動力を高めるためにはどうするか。
そのためにはまず、
「どうして行動力が低いのか」を確認してみます。
行動力の高い人と、行動力の低い人には、
実はものすごい差があるわけではありません。
行動したか、行動しないかというほんの小さな差の結果が
大きな差になっていく、というだけです。
その、ほんの小さな差は、どこに生じるのでしょう?
行動するか否かの基準には、次のようなものがあります。
(1)面白いこと → 行動したい
(2)面白くないこと → 行動したくない
これは、実は行動力の高い人であっても、
行動力の低い人であっても、同じことです。
行動力の高い人でも、面白くないことはやりたくないのです。
でも、行動力が低いという人でも、
面白いと思ったことは自分からどんどんやっていくのです。
では、行動力の差はどこに生じるか。
それは、これらとは別のところにあるのです。
行動の基準における、第三の基準です。
(1)面白いこと → 行動したい
(2)面白くないこと → 行動したくない
(3)面白いか面白くないかよく分からないもの → ???
この3つめの行動判断基準です。
「面白いか面白くないかよく分からないもの」というのは、
例えばその分野のことを自分は全く知らないとか、
いまいち詳しくないといったことです。
その「面白いか面白くないかよく分からないもの」に対して、
行動するかどうかなのです。
・面白いか面白くないかよく分からない、だから行動しよう
と思うのか、
・面白いか面白くないかよく分からない。だから行動しない
と思うのか、どちらかだということです。
そして、実は世の中の大半のことは、
「面白いか面白くないかよく分からないもの」です。
人間の知識には限界がありますからそれは当然です。
それに対して、動くか動かないか。
その小さな差が、当然大きな差になってしまうのです。
つまり、行動力を高めるきっかけは、
「面白いか面白くないかよく分からないもの」
に対しては、行動する、
ということなのです。
第三の基準を、第一側に付けるのか、第二側に付けるのか、
というだけで大きく変わってくるわけです。
「面白いか面白くないかよく分からない。
だから手は出さない」
のではなく、
「面白いか面白くないかよく分からない。
だから、やってみよう」
という意識を持つことで、
行動力はビックリするほど大きくなるのです。
2012年の行動力を高めるためには、
どのような工夫が必要ですか?
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