■今日は一つ、新聞で見かけた「いい言葉」を
ご紹介いたします。
少し前、2011年8月17日(水曜日)の
日経新聞夕刊の、
「こころの玉手箱」
というコーナーで、
マラソンランナーの高橋尚子さんが
紹介されていた言葉です。
頭にあったのは、
県立岐阜商業高校の顧問だった
中沢正仁先生に言われた言葉である。
「おまえは素質はないが、頑張る素質はある。
人の倍やって人並み、3倍やって
初めて人並み以上になれるんだ」。
先生は他にも印象的な言葉をくれた。
一番好きなのが
「何も咲かない寒い日は
下へ下へと根を伸ばせ。
やがて大きな花が咲く」
という言葉だ。
そして、人生のターニングポイントでも
先生の言葉があった。
この言葉がいいなあ、と。
■長い人生には、
晴れの日もあれば、曇の日もある。
暑い日もあれば、寒い日もある。
猛暑の日もあれば、酷寒の日もあるし、
暴風に襲われ、吹雪にさらされる、
ということも、ときにあるものです。
そんな不遇の時代をこれまで経験した
ことがない、という人はまずいないでしょう。
■そういった状況に見舞われたとき、
大切なのが、
「自分を勇気づけ、鼓舞してくれる言葉」
を持っているか否か。
高橋尚子さんは、よい先生に恵まれ、
まさに、
「自分を勇気づけ、鼓舞してくれる言葉」
をいただきながら、厳しい練習の日々を
戦い抜いていかれたのでしょう。
■私自身も振り返ってみると、
好調のときには、その好調さを持続させ、
さらに、より長続きさせるような
「言葉の力」
をたくさん借りてきたように思います。
また、
スランプに陥ったとき、
落ち込みそうになったときには、
勇気や元気を与えてくれる言葉によって
救われたことが何度もありました。
■まさに、
言葉によって生かされ、
さらには、前に進ませてもらっている、
といっても過言ではありません。
よく言われることですが、
本当に、
「言葉には人を勇気付け、元気付け、
行動を促す力がある」
のです。
■だから、
そんな言葉たちを大切にしたいと思う。
ただ集めるだけではなく、それらの宝物を
ときおり宝箱から取り出し、眺めてもいるわけですし、
上述の言葉、
「何も咲かない寒い日は
下へ下へと根を伸ばせ。
やがて大きな花が咲く」
についても、
「お宝化(おたからか)」
しておこうと思います。
■世の中には様々なコレクションの質・量を
誇る人たちがありますが、
それらの所蔵品と異なり、
「言葉のお宝」
はお金を出さなくても「お宝」の蒐集が
どんどんできるわけですから、
お金のかからない道楽です。
■ぜひあなたも
「言葉のお宝集め」
という、カネのかからぬ、そして実益も伴なう
趣味をお持ちになられてはいかがでしょうか。
■私は、
高橋尚子さんからタダで「言葉のお宝」を
譲ってもらいました。
ほかの物をコレクションしていたら、
なかなかタダで譲ってくれる気前のいい人に
会うことはありませんが、
こと「言葉のお宝」に関しては、
みんな気前よく、無料で譲ってくれます。
そんな、誰でも、いますぐ始められる道楽が、
「言葉のお宝集め」
です。
┃ ■言葉には力がある。
┃
┃ 元気のあるときには、更なる元気の持続を、
┃ 落ち込みそうなときには、勇気と希望と元気と励ましを、
┃
┃ 与えてくれるのだ。
┃
┃ ■そんな力をもたらしてくれる言葉を蒐集してみてはどうか。
┃ 誰でも、今すぐ始められる、お金がかからず、実益の伴なう
┃ 道楽となりうる。
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